19日、ウインクあいち・大ホールにて『メアリー・スチュアート』マチネ公演を
(。▻ ܫ◅)ノ観劇してきました。
開場して((ヾ(๑ゝω・ิ)ノパンフレットを購入。
"パルコ名古屋店"から(*✪‿✪pღ✿ღ゚お花が贈られていましたよ。
開演5分前に座席へ、この日は(๑◕ܫ←๑)1階I列30・31番です。
舞台は後ろに鏡が張られていて、役者さんが後ろを向いても表情が分かり
退場も1回だけしかなく、まさにメアリーとエリザベスとの戦いの場でもありました。
場面展開は、メアリーのシーンになるとエリザベス役の神野さんが
メアリーの乳母・モーティーマー役を。
エリザベスのシーンになると、メアリー役の中谷さんが侍女・ナニー役になり
舞台はすすんでいきます。
お二人とも女王を演じる時には威厳ある女王となり、乳母・侍女を演じる時には
常に機嫌を伺い従う。
フランス国王シャルル9世の母后カトリーヌ・ド・メディシスによる
「サン・バルテルミの虐殺」、エリザベスの異母姉メアリー1世(Bloody Mary)による
プロテスタントへの弾圧と、この時代の背景。
広場で執行される処刑は市民の娯楽であった事も語られました。
エリザベスとメアリーの幼少期の環境・女性としての生き方がいかに
対極にあったかという事も、思い知らされます。
父・ヘンリー八世に母・アン・ブーリンを斬首刑に処され、庶子として
不安な幼少期を過ごしたエリザベス。
生後6日でスコットランド王位を継承、6歳でフランスに渡り
その後、フランス王太子フランソワに嫁いだメアリー。
エリザベスは時折、父・ヘンリー八世が男子誕生に固執し次々に
王妃達を斬首刑に処した"男"である事に声を荒げます。
また、自分が勉学に励み知識を身につけ"女"である事を後に置き
いかに苦悩しながらイングランドを統治しているか・・・。
一方、メアリーの男性遍歴は華麗にして波乱なもので
二人目の夫であるダーンリー卿とのあいだに、出産の苦しみに耐え
ジェームズという息子を授かるのですが、その最愛の息子との突然の別れという
気も狂わんばかりの悲しみがメアリーを襲います。
(メアリーの息子ジェームズは、エリザベスの死後(❀ฺ-ω-)皮肉にも
イングランドとスコットランを一つにし連合王国とします)
更に、メアリーとエリザベスの根底にある女同士の敵対心も
互いに乳母・従女に「私の髪はどう?肌の色は?」等の意見を求めるなど
"年の近い従姉妹"への意識が所々に織り込まれおり生々しくもありました。
しかし、政治の面でのエリザベスはイングランド女王として、メアリーの処遇に悩み
メアリーは、エリザベスからの返事が来ない事に苛立ち、薔薇を飾った花瓶を
床に力一杯に叩きつけ薔薇の花びらをむしり、感情をむき出しにするのですが
床に散った深紅の薔薇の中に身を横たえ嘆く姿すら美しく
( ☻ ω ☻ )お二人の演技に思わず息を呑みました。
・・・そして。
乳母・モーティーマーが、既に、この世には居ない深紅のドレスを纏ったメアリーを背に
スコットランド女王として最後まで威厳を保ち、どのように刑に処されたかを語り幕は閉じました。
カーテンコールは(๑❛ᴗ❛๑)۶3回。
2回目のカーテンコールでは、神野三鈴さんが(人-ω・)素晴らしいリュート演奏で
舞台の世界観に(✿´ ꒳ ` )更なる深みを与えてくれた久野幹史さんを
お茶目にエスコートし(〃☯‿☯〃)b舞台中央へ。
最後のカーテンコールは客席がスタンディングオベーション&割れんばかりの
拍手で⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾ 迎えました。
中谷さんは凛とした姿で、神野さんは.゚♡→ܫ←♡゚両手で口を押さえながらこたえていました。
私も(๑T ^ T๑)涙ぐんでしまったよ。
メアリー役の中谷美紀さん、エリザベス役の神野三鈴さんに魅了された╰(*´︶`*)╯1時間45分。
( ๑˃̶ ॣꇴ ॣ˂̶)素晴らしかった♪⁺
コメント
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